「なんだ、このふざけた農園は!」

そう思ったかもしれません。

でも安心してください。

私たちは農業と真摯に向き合い

誰よりも農業を愛している人間の集まりです。

私たちは皆、農家出身ではない素人集団でした。

農業の右も左もわからない。

道路みたいに標識もない世界。

農業をはじめたのはいいものの、

決して簡単な道ではありませんでした。

すっ転んで、ぬかるみに足をとられて

泥だらけになって、畑の中で迷子になりながら

その度に、誰かに助けてもらいながら、

今までやってきました。

イヤな事を言われたことも

もう辞めたいと思ったこともあります。

それでも、でこぼこ道の途中で

信じ合える仲間もできました。

今こうして立っていられるのも、

ど素人の私たちに手を差し伸べてくれた

地域の方々や心優しい先輩たちがいたからです。

とっぽい農園は

本当に多くの仲間たちに支えられています。

そうして同じ志を持って

集まった仲間は一生のものです。

私たちとっぽい農園の仲間たちは・・・

右手に勇気を、左手に情熱を、ポケットにユニークを

パンパンに詰め込んで

今日も畑に向かいます。

世の中には農家がいなければ、食べることができなかった野菜、

作ることさえできなかった料理で溢れかえっています。

しかし世間から評価され感謝されるのは

料理を作る人であったり、作られた料理だけ。

でも、その陰には人知れず頑張ってきた農家の姿があります。

農業は決して陽のあたる仕事ではないかもしれません。

しかし農業が忘れ去られてしまう存在であってはならない。

私たち農家は、

安全でおいしい野菜を届けたいその想いを原動力に、

毎日のように汗水流して、

いっしょうけんめい農作業をしています。

灼熱の太陽に肌を焼かれ、強風で足を大地に沈み込ませ、

固い地面を耕し、種をまき、

新しく生まれた命を大切に育てる。

そんな仕事に誇りをもっています。

そうしてできた野菜を見たときは、

うっかり泣きそうになります。

人間は高度に発達した社会でなにか大切なものを忘れてしまう。

じっくりと空を見ることもなくなり、

風の匂いを感じることもなくなり、

自分の命のタイマーを回して、

生きていることさえ忘れてしまう。

でも農業はそんな僕たちに、

大切なことを思い出させてくれます。

「農業をおろそかにする国は滅びる」

世界ではそう言われています。

「日本の農業を守ろう!」

どこかで聞いたことのあるセリフです。

日本の農業はいつから守られる存在になったのか、

世界情勢や、いろいろ理由はあるのかもしれません。

でも殴られっぱなしのボクサーのように

ただガードを固めて、耐えているだけでは

農業はさらに弱体化するだけ。

国に守ってもらうだけでなく、

農家の意識も変えないといけない。

農業の課題を解決し、

農業という枠組みを超えてでも

農業を盛り返したい。

規制やこれまでの習慣で

がんじがらめになった農業を解放したい。

いま苦しんでいる農家から、弾んだ声が聞けるまで。

農業をはじめたときにはわからなかったけど、

今なら胸を張って言えることがあります。

農家はあきらめない。

農家は立ち向かっていく。

農家の顔にできたシワは、サムライの傷と同じ。

傷ついた分だけ、強くなる。

刀をくわに持ち替えて、世界が絶叫するような

そんな農業の仕組みを作りたいんです。

日本の農業の歴史はこれまで

あらゆる苦難を乗り越えてきました。

日本中でサムライが命がけで戦っていたときも・・・

今夜の食料さえ尽きそうな大飢饉のときも・・・

空から雨のようにミサイルが降り注ぐときも・・・

未来を信じて、種をまき、水をやった人がいます。

どんな困難がきても、あきらめることなく

荒れ果てた大地を耕してきた先人達の魂が

いまの農業を作ってきました。

こうして受け継がれてきた魂が

現代の農家の中にも流れています。

こうした苦難の時代を生き抜いて、

未来へとバトンを回してくれた・・・

何世代、何十世代、何百世代の人たちが

この大地に涙や汗を流し、技術や知恵を残してくれた。

正直者が泣いた畑に種をまく。

それが日本の農業だと思っています。

日本の農業は、そうした歴史で生まれた

世界最高のレベルのものだと思っています。

だからこそ、負けるわけにはいかない。

農業は儲からない。

真面目にやったって、稼げない。

それが日本の農業の常識です。

愛情を込めて育てた野菜が

二束三文の値段で買い取られていくのを見るとみじめで、

ぶざまで、胸が締めつけられます。

しかし、これでは日本の農業の未来はありません。

これからは農家がしっかりと利益を出すことが

農業の未来のためにも大切です。

それでも、ただ儲かればいい、

ただ利益が増えればいいというのではなく

笑顔を増やした分だけ、利益が増える。

そんな仕組みを作ることが重要だと思っています。

満足できる価値を提供して、しっかりと利益を出す。

そうした農家が増えることで

日本の農業も復活できると思っています。

私たちは、お客様と対等な関係で、

世の中に笑顔を増やす農家になりたい。

誰に対しても胸を張れる野菜が作りたい。

それが私たちの望む農業というビジネスです。

農業とは不安定でコントロールできない

自然と向き合い、頭をひねり、技をみがき

汗まみれになって命を育てる、

クリエイティブな仕事です。

現実には課題も多く、

年々農業人口も減っていき

日本の食文化の危機も感じています。

「農業なんてダサい」

大人だけじゃなく、子供がなりたい職業にも

選ばれることすらありません。

ダサいのを通り越して、イケてないのを通り越して、

話題の対象にすらされません。

それでも農業で人を笑顔にしたいという夢は

酒のチカラでも消すことはできないんです。

一度、農業の素晴らしさを体験してしまうと

そうなってしまうもんなんです。

泥だらけになっても、ピカピカに守りたいものがある。

それが農家の誇りです。

どこかで、誰かが・・・

「農業はカッコいい!」「農家はカッコいい!」

もし、あなたが少しでもそう思ってくれたのなら、

胸がキュウンとなって、涙がちょちょぎれるんです。

とっぽい農園が目指すのは

「自由な農業スタイル」

農業をさらに進化させ、

新しい価値を世の中に提供していくという

新しい農業のカタチ。

ホンモノの野菜をつくり、

それを食べたいと思う人にお届けする。

農園を立ち上げたときから貫いている、

自由な農業のスタイルです。

こうした新しいムーブメントが起これば

日本の農業は一気に変わると思っています。

鎖につながれた農業をいま解放する!

世界よ、どよめけ!

俺たちの野菜がだまっちゃいない!